暗号資産・仮想通貨 エイダ(ADA)の特徴と仕組みを紹介!!

投稿者: m green 投稿日:

ADAとは

エイダ(ADA)は、当初、Cardano Foundation (以下,カルダノ財団)が運営するブロックチェーン技術を活用したオンラインカジノのプラットフォーム「カルダノ(Cardano)」上で利用することを目的とした暗号資産(仮想通貨)でした。なお、カルダノ(Cardano)は独自のスマートコントラクト  Plutus(プルータス) を採用するなどその有用性から、オンラインカジノの他にも優れたエネルギー効率の高い機能や拡張性を持つブロックチェーンプラットフォームとなることを目的としており、そのプラットフォーム上で利用されるネイティブトークンがエイダ(ADA)です。

ADAロゴ

エイダ(ADA)とは

名称/ティッカーCardano/ADA
開発者Charles Hoskinson 
発行上限45,000,000,000 ADA
コンセンサスアルゴリズムPoS(Ouroboros) 
公式サイトhttps://cardano.org/
ホワイトペーパーhttps://why.cardano.org/ja/introduction/motivation/
エイダ(ADA)基本情報

Cardano(カルダノ)は、イーサリアムの共同創立者の1人である Charles Hoskinson 氏によって考案されました。イーサリアム(ETH)が抱えるスケーラビリティを改善し、イーサリアムのシェア率を奪う可能性のあるイーサリアム・キラーとして注目されています。Cardano(カルダノ)は、スケーラビリティの他にも相互運用性、サステナビリティの実現を目指す金融サービスを提供するプラットフォームです。

エイダ(ADA)は、カルダノ財団が運営するブロックチェーンプラットフォーム、カルダノ(Cardano) 上でブロックチェーンのセキュリティと分散性の向上のためのステーキングに使用できるだけでなく、プラットフォーム上のDApps(分散型アプリケーション)の開発やDeFiサービスにも使用されることが想定されるなど様々な分野、業界での活躍が期待されているユーティリティトークンです。

エイダ(ADA)の特徴

エイダ(ADA)の特徴はトークンそのものより、そのエコシステムにあります。カルダノ(Cardano)はプラットフォームを階層構造に構築しています。この仕組みにより、新たな開発や修正を行った際にも、レイヤーを区別できているため既存システムへの影響が少なく、新しい技術を積極的に取り入れることが可能となっています。

Plutus(プルータス)実装

Cardano(カルダノ)のチェーンには独自のスマートコントラクト Plutus(プルータス)が実装されています。

一般的にブロックチェーンにスマートコントラクトを実装することで、データの改ざんや取引の不正を防止できます。しかし、イーサリアムなど他のコインが実装している従来のスマートコントラクトでは、決済と所有権の移行を1ヶ所で行っているため、新たな開発や修正の影響が懸念されていました。カルダノ(Cardano)では、Plutus(プルータス)の実装でブロックチェーン上にDapps(分散型アプリケーション)を作成することを実現しました。この仕組みにより、決済と所有権の移行が別々に行われるので、修正や変更が容易に行われるようになりました。

独自のコンセンサスアルゴリズム 

Cardano(カルダノ)では、前述したスマートコントラクト Plutus(プルータス)の他に独自のコンセンサスアルゴリズムも採用しています。エイダ(ADA)は、コンセンサスアルゴリズムに独自のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)の一種 Ouroboros(ウロボロス) を採用しています。暗号資産(仮想通貨)の代表的存在であるビットコイン(BTC)は、コンセンサスアルゴリズムにPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用していますが、マイニングにかかる電力消費が大きいことや手数料が高いことが問題視されています。

エイダ(ADA)は、独自のコンセンサスアルゴリズム Ouroboros(ウロボロス) を採用することで、マイニングにかかるコストや手数料、承認作業時にかかる電力を抑えることが可能になりました。

これらの機能のようにカルダノ(Cardano)は独自技術を実装・採用することでより安全で便利なエコシステムの構築を行っています。今後の技術開発や新機能のリリースにも期待できるかもしれません。

オフチェーンプロトコル

カルダノ(Cardano)は、オフチェーンプロトコル Hydra(ヒュドラ)という新たな機能を取り入れることでブロックチェーンにおけるスケーラビリティ問題を解決しました。

Hydra(ヒュドラ)は、カルダノ(Cardano)のネットワークで、トランザクション処理のスケーラビリティを高める技術として開発されました。Hydra(ヒュドラ)のローンチにより、カルダノ(Cardano)のメインブロックチェーンの取引データ量は大幅に削減し、毎秒100万件とされる高速なトランザクション処理を実現しました。

これまでの暗号資産が抱えていたのスケーラビリティ問題を解決する技術として有効な手段の1つといえるでしょう。

エイダ(ADA)の将来性

エイダ(ADA)はスマートコントラクトを実装し、スケーラビリティ、相互運用性、サステナビリティの実現を目的とするカルダノ(Cardano)上で使用される暗号資産(仮想通貨)です。

カルダノ(Cardano)は、現在も順調に新たな機能のローンチや大型アップデートなども行われており、今後、スケーラビリティ問題の解決の他にもDApps(分散型アプリケーション)やDeFiサービスの開発など技術開発が行われる可能性も十分に考えられます。

ブロックチェーン技術において長年問題視されているスケーラビリティ問題を解決し、エネルギー効率の高い機能や拡張性の実現を目指すスマートコントラクトプラットフォーム カルダノ(Cardano) の提供する独自のプラットフォームの仕組みに魅力を感じたユーザーが増加していけば、より注目が高まるでしょう。

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