暗号資産取引所のAPIとは?活用方法とBitTrade(ビットトレード)での使い方を紹介

暗号資産(仮想通貨)の取引所では、API(Application Programming Interface)と呼ばれるサービスやプログラム同士をつなぐためのインターフェイスが提供されています。資産の一括管理アプリとの連携による保有暗号資産(仮想通貨)の管理や、取引システムとの連携による自動での暗号資産(仮想通貨)取引など、幅広い応用が可能なため、初めて暗号資産(仮想通貨)に投資する方から数百万~数億円単位の取引を行う投資家まで多くの方が利用しています。
この記事では、暗号資産取引所が提供するAPIの基本的な機能やメリットと注意点、BitTrade(ビットトレード)のAPIを利用するための具体的な手順を紹介していきます。
暗号資産取引所のAPIとは
暗号資産取引所の提供するAPIは各社でそれぞれ異なりますが、主に「システム情報」「マーケット」「アカウント」「取引」「ウォレット」に関連するデータを要求や指示の送信を行うことができるサービスです。APIを活用することでアプリやWebサイトでの操作を必要とせずに、システムによって資産管理や取引所データを自動で取得することができます。
資産の一括管理アプリとの連携によって、銀行や証券会社などの口座と保有する暗号資産(仮想通貨)を1つのアプリ上で管理することが可能になります。また、取引システムと連携することで、24時間体制で取引チャンスを逃さない自動売買システムの構築や、Webサイト・アプリからの操作では難しい高頻度取引を行うことも可能です。
ここではBitTrade(ビットトレード)が提供するサービスを例にAPIで実行可能な機能を紹介していきます。
システム情報
BitTrade(ビットトレード)のAPIでは、システム情報として以下のデータを取得することができます。
- 各取引ペアの最小/最大取引金額
- 各取引ペアの最小/最大取引数量
- 取引可能銘柄
- システム時間
取引時に必要な取引ルールについての詳細を確認することができるので、自動売買を行う際のパラメータとして利用しましょう。
マーケット
APIで取得可能なマーケット関連の情報は以下の内容です。
- ローソク足
- ティッカー
- 取引ペアの相場情報
- 板情報
- 直近の取引データ
- 取引履歴
外部のツールやシステムに組み込むことで、リアルタイムの暗号資産(仮想通貨)の価格や詳細な取引所の情報を取得して活用することができます。
アカウント
APIで取得可能なアカウント関連の情報は以下の内容です。
- アカウントID
- 口座残高
資産の一括管理アプリとの連携によって、リアルタイムの口座残高を取得することができるほか、自動売買での資金管理にも応用可能です。
取引
APIで取得・実行可能な取引関連の情報は以下の内容です。
- 注文の実行
- 注文のキャンセル
- 注文の一括キャンセル
- 未約定注文一覧
- 注文の照会
- 注文の約定詳細
- 注文履歴の検索
- 約定履歴の検索
取引を実行するための指示や、それに関わる情報を取得することができます。
Webサイトやアプリを使わずに暗号資産(仮想通貨)の取引を行うことが可能で、複雑な取引ロジックの構築や高頻度での取引を行うために利用されています。

暗号資産取引所のAPIを活用した自動売買
取引所が提供するAPIを活用することで、暗号資産(仮想通貨)取引の効率を向上させることができます。
株式市場や為替市場と異なり、暗号資産(仮想通貨)の市場は24時間365日取引が可能です。そのため、仕事や学校、睡眠時間などの裁量で取引を行うのが難しいタイミングでトレードのチャンスが発生したとしても、事前にAPIと取引システムを連携させていれば自動で適切な取引を実行することができます。
自動売買のメリット
自動売買の最大のメリットは、感情による判断ミスを最小限に抑えることができる点です。事前に設定された取引ロジックに基づいたシステムでの取引では、相場の乱高下や一時的な含み損などの弱気になる場面でもルールに従った取引を行います。
また、24時間365日取引が可能な暗号資産(仮想通貨)の市場では、取引のチャンスを逃さずに利益を狙うことができます。
自動売買の注意点
自動売買を利用する上での注意点として、プログラムの不具合や通信トラブルにより、想定しない取引や損失が発生する可能性があります。
システムのメンテナンスや、口座情報のモニタリングを行う必要があるため、完全に放置して利益を狙うといった運用は避けましょう。
APIを使った自動売買の始め方
APIを使って自動売買を始める際には、暗号資産交換業者の資格を持つ業者を通じて取引を行いましょう。
取引所を選ぶ際には、APIサービスが提供されているか以外にも、セキュリティ対策や手数料体系を総合的に比較する必要があります。
BitTrade(ビットトレード)では、自動売買に最適なRestAPIとWebSocket規格のAPIを提供しており、ミリ秒単位でのデータ送信を行うことが可能です。
IPアドレスの紐付けによるアクセス制限や、「読取」「出金」「取引」の権限に応じたAPIキーの発行など、セキュリティ体制も整っているため、安心して利用することができます。また、口座開設や取引にかかる各種手数料が無料でご利用いただけます。
ここでは、BitTrade(ビットトレード)のAPIを使って自動売買を始めるための手順を紹介していきます。
BitTrade(ビットトレード)の口座開設
最初にBitTrade(ビットトレード)の口座を開設します。
以下のボタンから口座開設フォームに進み、メールアドレスの登録を行ってください。
登録が完了後、本人確認の案内が届きます。スマートフォンで本人確認が完結する「かんたん本人認証」を利用することで、最短即日の取引開始が可能です。
かんたん本人認証の方法は以下の動画で紹介しています。
購入代金(日本円)の入金
口座開設後、自動売買で取引に利用するための日本円を入金します。
BitTrade(ビットトレード)では「銀行振込」「クイック入金」「ペイジー入金」「コンビニ入金」の4つの入金方法をご利用いただくことができます。
APIキーの生成
「マイページ」内のメニューから「API」を選択してAPIキーの発行ページへアクセスします。

ラベル
「ラベル」の入力欄には発行したAPIキーの判別に使用するための名前やメモを入力してください。
IPアドレスの制限
「IPアドレスの設定」の欄に使用しているIPアドレスを入力することで、そのIPアドレス以外からのアクセスを制限することができます。入力は任意となっていますが、IPアドレスの紐付けを行っていないAPIキーには90日間の有効期限があるので注意が必要です。
権限設定
「権限設定」では、「読取」「出金」「取引」のチェックボックスからAPIキーで操作可能な機能の権限設定を行うことができます。チェックを外した項目の操作を受け付けないため、第三者にAPIキーが流出した場合でも「出金」のチェックボックスを外しておくことで資産を守ることができます。
各項目の設定が完了後、入力欄下部の「APIキーを生成」を押下します。表示されるセキュリティ認証で必要なコードを入力することで、APIキーとシークレットキーが作成されます。
シークレットキーは作成時にしか表示されないので、安全な場所で保管して利用しましょう。

暗号資産取引所のAPIに関するよくある質問
ここでは、暗号資産取引所のAPIを利用する際に気になる点をFAQ形式で紹介していきます。
BitTrade(ビットトレード)のAPIでは何ができますか?
BitTrade(ビットトレード)のAPIでは、残高や取引履歴の取得、実際の新規注文や注文キャンセルなどの操作を行うことができます。外部プログラムを通じて操作できるため、自動売買や資産管理ツールとの連携がしやすいのが特徴です。ドキュメントをよく確認して連携機能を活用することで、効率的に暗号資産(仮想通貨)の取引が行えるようになります。
法人口座もBitTrade(ビットトレード)のAPIを利用可能ですか?
BitTrade(ビットトレード)では個人のお客様だけでなく、法人のお客様もAPIを活用した資産管理や暗号資産(仮想通貨)の取引を行っていただくことができます。
APIは無料で利用できますか?
取引所によってAPIの料金体系は異なり、一部の取引所ではAPI経由の取引に対して手数料を課している場合もあるので確認が必要です。
BitTrade(ビットトレード)では、API利用や取引所の利用を手数料無料でご利用いただくことができます。
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