ビルドアンドビルド(BNB)は世界最大の暗号資産取引所であるバイナンス(Binance)が開発・発行を行った暗号資産(仮想通貨)です。
発行時はバイナンスコインという名称で、バイナンスの取引所トークンとして新規上場銘柄への投票などに用いられていましたが、2022年にトークンとブロックチェーンの名称を変更し、それぞれ現在のビルドアンドビルド(BNB)というトークンと、BNB Beacon Chain/BNB Smart Chainへとなっています。

この記事ではビルドアンドビルド(BNB)の基本的な情報やエコシステム、技術的な特徴についてわかりやすく紹介しています。

ビルドアンドビルド(BNB)とは

ビルドアンドビルド(BNB)は2022年2月にバイナンスコインから名称を変更して誕生した暗号資産(仮想通貨)です。
低コストな取引ができることからDeFi(分散型金融)で多く利用されており、暗号資産(仮想通貨)の時価総額ランキングでも上位に入る人気銘柄です。

2017年6月26日から7月3日までの間に行われたICOで販売されており、2,700BNB=1ETHもしくは20,000BNB=1BTCのレートで交換されました。
高速処理能力が特徴のビルドアンドビルド(BNB)はイーサリアム(ETH)キラー銘柄の1つとも呼ばれており、DApps開発の場などで徐々に需要を伸ばしています。

バイナンス(Binance)との関係

ビルドアンドビルド(BNB)は、世界最大規模の暗号資産(仮想通貨)取引所であるバイナンスが発行した銘柄です。
発行時はバイナンスコインという名称で、保有者に対する取引手数料の割引や各種優待のための取引所トークンとして利用されていました。

2022年2月に現在の名称であるビルドアンドビルド(BNB)へ変更した理由として、ビルドアンドビルド(BNB)が構築するエコシステムが既に取引所サービスの枠を超えているからと発表されており、トークンの名称変更と共にチェーン名も、Binance ChainをBNB Beacon Chainへ、Binance Smart ChainをBNB Smart Chainへ変更しています。

ビルドアンドビルド(BNB)の技術的枠組みとエコシステム

ビルドアンドビルド(BNB)の技術基盤として、高速処理能力を支えるBNB Beacon ChainとBNB Smart Chainの2つのチェーンが存在します。
それぞれのチェーンは異なる役割を持っており、BNB Beacon Chainはコスモス(ATOM)のエコシステムの一部であるCosmos SDKを元に開発されています。主にガバナンスとセキュリティの維持を担当しており、暗号資産(仮想通貨)としての基本的な機能を提供しています。
BNB Smart Chainの役割はBNB Beacon Chainとの同期を取りつつ、EVM(イーサリアム仮想マシン)の機能を担当しています。これによりイーサリアム(ETH)との互換性が保たれ、DeFiやNFTマーケットプレイスなどのスマートコントラクト機能を持った多機能なDAppsが移植可能となっています。

2つのチェーンをまとめてBNB Chainとも呼び、現在ブロックチェーン上に作られている機能にインフラとしてのDeFiを提供するというMetaFi(Metadata DeFi)を目的として開発が進められています。

ビルドアンドビルド(BNB)のセキュリティ機能

ビルドアンドビルド(BNB)はPoSA(Proof of Staked Authority)というコンセンサスアルゴリズムによって取引の検証と承認が行われています。
PoSAは、トークン保有者から投票を委任されたバリデータがブロックを作成するDPoS(Delegated Proof of Stake)と、承認されたバリデータがブロックを作成するPoA(Proof of Authority)を組み合わせた合意形成方法です。

PoSAは投票によってブロック生成を行う29のバリデータが選出されるため、不正を行うには過半数以上となる15以上の悪意を持ったバリデータが投票で選ばれる必要があり、実質的にデータの改ざんや不正が起こせない仕組みとなっています。
また、29の選ばれたバリデータによってブロック生成が行われることで、ビットコイン(BTC)のPoW(Proof of Work)のように競合することなく承認作業がスムーズに行え、ビルドアンドビルド(BNB)の特徴である高速処理を可能としています。

ビルドアンドビルド(BNB)の将来性

ビルドアンドビルド(BNB)は、イーサリアム(ETH)キラーと呼ばれていることからも将来的に更なるエコシステムの拡大が予想されます。
Web3分野の拡大と共に各チェーンのスケーラビリティ問題となる中、大量の取引を高速・低コストで処理可能なビルドアンドビルド(BNB)は新しいプロジェクトやサービスに取り入れられる可能性は高く、更なる需要が発生するかもしれません。

また、ビルドアンドビルド(BNB)は発行上限である200,000,000 BNBが既に発行済みで、現在はバーン(焼却)がシステム的に行われています。最終的に総供給量が100,000,000 BNBになるまでバーンが行われることで、ビルドアンドビルド(BNB)の希少価値を高めることとなります。

ビルドアンドビルド(BNB)に関するよくある質問

ここではビルドアンドビルド(BNB)を利用する際や、これから投資を行う際に気になる点をFAQ方式で紹介していきます。

ビルドアンドビルド(BNB)は値上がりしますか?

ビルドアンドビルド(BNB)は価値の裏付けのない暗号資産(仮想通貨)のため、今後の価格の予想は非常に困難です。
現在、暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスとは表面上切り離されていますが、バイナンスの元CEOであるCZ氏の起訴を受け一時的に価格が下落するなど、一定の相関がみられることからバイナンスの動向によって価格が上がる、もしくは下がる可能性があり、注意が必要です。

ビルドアンドビルド(BNB)の将来性は?

ビルドアンドビルド(BNB)は徐々にエコシステムを拡大しており、イーサリアム(ETH)上のDAppsの移植が続いています。
また、システム的に計画されたバーン(焼却)が実施されており、将来的に希少価値が高まることが予想されます。

ビルドアンドビルド(BNB)を買うには?

ビルドアンドビルド(BNB)の買い方は、暗号資産交換所で購入するのが一般的です。中には、ビルドアンドビルド(BNB)を取扱っていない業者もあるため、各交換所の取扱銘柄を確認することが必要です。

BitTradeでは、24時間365日(メンテナンス時間を除く)、ビルドアンドビルド(BNB)を取引手数料無料で購入することが可能です。

まとめ

ビルドアンドビルド(BNB)は、高速・低コストでの取引を実現する暗号資産(仮想通貨)です。
世界最大規模の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが発行しており、知名度と性能の高さから暗号資産(仮想通貨)時価総額ランキングでは長期間上位となっています。

DeFiとの相性が良いことから、イーサリアム(ETH)上のDAppsが多く移植されており、今後も更なるエコシステム拡大が予想される銘柄です。

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