貸暗号資産(レンディング)に興味のある方のために、貸暗号資産の仕組みやメリット・デメリット、ビットトレードの貸暗号資産サービスの始め方等を分かりやすく解説しています。貸暗号資産(レンディング)のメリット・デメリットを理解した上でビットトレードの貸暗号資産サービスを活用しましょう。

貸暗号資産(レンディング)とは

貸暗号資産(レンディング)とは、保有している暗号資産(仮想通貨)を取引所に一定期間貸し出すことで、貸出条件に応じた貸借料を受け取ることのできるサービスです。 貸暗号資産サービスを利用することで、売買しなくても暗号資産(仮想通貨)を貸し出すだけで、予め決まった年率での貸借料を受け取ることができるため、暗号資産(仮想通貨)の保有数量を増やすことができます。

例えば、年率が7%、貸借期間7日、貸出数量0.02BTCの場合、貸借期間満了後に貸借料0.00002684BTCを受け取ることができます。

貸暗号資産(レンディング)の仕組み

貸暗号資産(レンディング)を利用し、暗号資産(仮想通貨)を取引所に一定期間貸し出すと、貸し出した暗号資産に貸借料が上乗せされて返却されます。貸暗号資産(レンディング)の仕組みは、借り手は暗号資産(仮想通貨)を借りた対価として貸借料を支払い、貸し手は暗号資産(仮想通貨)を貸した対価として貸借料を受け取ります。

貸暗号資産(レンディング)のメリット

高い貸借料率(年率)

貸暗号資産(レンディング)のメリットの1つが、「高い年率」です。
年率は取引所や商品毎に異なりますが、一般的に貸暗号資産(レンディング)の年率は、国内銀行の定期預金金利や普通預金金利より遥かに高い年率に設定されています。

日本銀行の統計データを見ると、国内銀行の定期預金および普通預金の年率は1996年以降1%を上回ることなく低下を続け、定期預金は2019年7月以降0.01%以下、普通預金では2016年10月以降0.001%となっています。

店頭表示金利の平均年利率
参照データ:日本銀行(預金種類別店頭表示金利の平均年利率等) 
https://www.stat-search.boj.or.jp/ssi/mtshtml/ir02_w1_1.html
A社B社C社
年率最大3%最大5%最大3%
貸暗号資産の年率(2024年4月4日時点当社調べ)

高い年率は貸暗号資産(レンディング)のメリットとなっています。

取引しなくても暗号資産(仮想通貨)を増やせる

貸暗号資産(レンディング)は「トレーディングスキルが不要」な点もメリットの1つです。

貸暗号資産(レンディング)は保有している暗号資産(仮想通貨)を取引所に一定期間貸し出すだけで暗号資産(仮想通貨)を増やすことができるため、売買する必要がなく、難しいチャート分析や売買のタイミングを計るトレーディングスキルがなくても利用することができます。一定期間利用する予定のない暗号資産(仮想通貨)を持っている方や投資初心者の方にもおすすめのサービスと言えます。

低いボラティリティ(価格変動)でも暗号資産(仮想通貨)を増やせる

貸暗号資産(レンディング)は「市場のボラティリティ(価格変動)」が小さくても保有している暗号資産(仮想通貨)を増やすことができます。

売買で保有している暗号資産(仮想通貨)を増やす場合は、「安く買って高く売る」か「高く売って安く買う」ことで得た利益で暗号資産(仮想通貨)を買い増すことで保有数量を増やすことができます。そのため、市場のボラティリティ(価格変動)が小さいと利益を得て保有数量を増やすことが難しくなります。逆に、市場のボラティリティ(価格変動)が大きい場合は、価格変動が激しく売買のタイミングを間違えると大きな損失となってしまうリスクが伴います。しかし、貸暗号資産(レンディング)は売買の必要がないため、市場のボラティリティ(価格変動)を気にすることなく、一定期間取引所に暗号資産(仮想通貨)を貸し出すことで貸借料を得ることができ、暗号資産(仮想通貨)を増やすことができます。これは、貸暗号資産(レンディング)の大きなメリットと言えます。

個人間でやるより安心

個人間で暗号資産(仮想通貨)の貸し借りを行う場合、相手と連絡が取れなくなり預けた暗号資産(仮想通貨)を返してもらえないリスクや、約束していた貸借料をもらえない等のリスクがあります。しかし、取引所の貸暗号資産(レンディング)では、取引所と「消費貸借契約」を締結して行うため、個人同士よりもリスクが軽減されます。

貸暗号資産(レンディング)のデメリット

貸出中に取引ができない

貸暗号資産(レンディング)は、一定期間暗号資産(仮想通貨)を貸し出すことで貸借料を得るサービスであるため、貸出期間が満了し貸し出していた暗号資産(仮想通貨)が戻るまでは、貸出分の暗号資産(仮想通貨)の売買や出金はできません。価格が暴騰しても暴落しても、利確も損切りもできない点は貸暗号資産(レンディング)のデメリットと言えます。また、原則中途解約はできないため、予め暗号資産の最大ロック期間を確認し、該当期間に利用予定のない暗号資産で貸暗号資産(レンディング)サービスを利用するようにしましょう。

取引所の破綻リスク

貸暗号資産(レンディング)のデメリットとして、取引所の破綻リスクがあります。

取引所に暗号資産(仮想通貨)を貸し出すため、万が一取引所が破綻した場合は、貸し出した暗号資産(仮想通貨)が戻ってこない可能性があります。貸暗号資産(レンディング)サービスを利用する際は、実体のある取引所であることはもちろんのこと、利用する取引所の「資本金」や金融商品取引業者の経営の健全性を測る指標である「自己資本規制比率」等の開示情報を参考に、信頼できる取引所であるか判断することが必要です。

開示資料|金融商品取引業に関する開示事項
https://www.bittrade.co.jp/ja-jp/disclosure/

貸暗号資産(レンディング)のシミュレーション

貸暗号資産(レンディング)シュミレーション
0.01BTCを年率7%で30日貸した場合

貸暗号資産(レンディング)サービスを利用し、0.01BTCを年率7%で30日貸した場合の貸借料は、0.01BTC×30日×7%÷365日=0.00005753BTCになります。これを1BTC=5,000,000円で日本円に換算した場合、50,000円を30日貸して287.67円を得たことになります。実際の貸借期間、最小貸出数量等の条件は募集毎に異なりますので、必ず画面上でご確認ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。トレードをしなくても暗号資産(仮想通貨)の保有量を増やすことが出来る貸暗号資産(レンディング)のメリットやデメリットについて理解を深めて頂けたでしょうか。理解した上で貸暗号資産(レンディング)サービスをご利用頂けますと幸いです。

<注意事項・免責事項>
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