インデックスDeFi「LOCKON」とは?暗号資産(仮想通貨)の新たな金融システムを紹介
暗号資産(仮想通貨)の需要の高まりとともに様々なDeFi(分散型金融)が開発されていますが、暗号資産(仮想通貨)のインデックス投資サービスを提供するDeFi「LOCKON」が注目を浴びています。
日本人がファウンダーともなっているサービスで、国内の大手金融グループもパートナー企業として名を連ねています。
この記事では、暗号資産(仮想通貨)にインデックス投資の概念を取り入れたLOCKONがどのように新しい金融システムを形成しているのか、具体的な過去の投資パフォーマンス、将来性について紹介していきます。
LOCKONとは
LOCKONは、日本人の窪田昌弘氏がファウンダーとなり立ち上げたDeFiサービスで、オンチェーンデータを用いた暗号資産(仮想通貨)のインデックス投資を可能にするサービスを提供しています。
PolygonチェーンとArbitrumチェーンの2つのチェーン上でサービスが展開されており、Polygonチェーン上では「LOCKON Active Index」「LOCKON Balance Index」「LOCKON Passive Index」の3つの運用パターン、Arbitrumチェーン上では「LOCKON Active Index Arbitrum」「LOCKON Balance Index Arbitrum」の2つの運用パターンがそれぞれ用意されています。ユーザーは自身の投資スタイルに合わせて運用パターンを選択し、柔軟に暗号資産(仮想通貨)のインデックス投資を始めることができます。
LOCKONの公式サイトでは、サービスのキャッチフレーズとして「Better than Bitcoin Safer than NASDAQ(ビットコインよりも優れていてNASDAQよりも安全)」が使われており、過去のビットコイン(BTC)とNASDAQと比較したパフォーマンスが表示されています。2024年9月9日までのデータではLOCKONが最も低いドローダウンで最も高い利益率を発揮しています。
LOCKONの運用システム
LOCKONの運用システムは、オンチェーンデータから運用成績に優れた暗号資産(仮想通貨)ウォレットを分析し、それらのウォレットの投資傾向から保有する暗号資産(仮想通貨)のリバランスを図るというものです。1ヵ月に約3,500回の高頻度で組み入れ銘柄が自動で調整されるため、ユーザーはLOCKONが発行するインデックストークンを保有するだけで高パフォーマンスのウォレットと同じポートフォリオを保有することが可能になります。
インデックストークン
LOCKONが発行するインデックストークンは、リスクとリターンのバランスに応じて運用バターンが用意されており、運用パターンの名称の頭文字からそれぞれ、Polygonチェーン上ではLOCKON Active Index(LAI)、LOCKON Balance Index(LBI)、LOCKON Passive Index(LPI)の3銘柄、Arbitrumチェーン上ではLOCKON Active Index Arbitrum(LAA)、LOCKON Balance Index Arbitrum(LBA)の2銘柄のインデックストークンが用意されています。ユーザーは、それぞれの投資スタイルに合ったインデックストークンを保有するだけで簡単に暗号資産(仮想通貨)のインデックス投資を実現することができます。
投資パフォーマンス
ここではLOCKONのなかでも最も人気の運用パターンであるLOCKON Active Index(LAI)とビットコイン(BTC)、NASDAQの投資パフォーマンスについて比較して紹介していきます。
LOCKON Active Index(LAI)は3つの運用パターンのなかでも最もハイリスク・ハイリターンな運用傾向のウォレットアドレスを基に運用を行うインデックストークンです。
2024年9月時点公表されているLOCKON Active Index(LAI)の過去1年間の投資リターンは158.92%となっています。同期間のビットコイン(BTC)の年間投資リターンが125.69%、NASDAQの年間投資リターンが15.52%なので、LOCKON Active Index(LAI)が最も高いリターンを発揮しています。
また、投資リスクの指標であるドローダウンに関しても、LOCKON Active Index(LAI)では14.61%、ビットコイン(BTC)が33.58%、NASDAQが15.87%であり、リスクパフォーマンスの面でもLOCKON Active Index(LAI)が最も優れている結果となっています。
パートナー企業
LOCKONはローンチから間もないサービスですが、既に多くの大企業やベンチャーキャピタルがパートナーとして名を連ねており、サービスの信頼性を高めています。
なかでも日本の大手金融グループのMS&ADホールディングスの三井住友海上キャピタルや、Web3インフラで世界最大手のAlchemyから資金調達の採択を受けており、将来的なサービスの拡大が期待されています。
今後新たなパートナー企業との協力によって、より容易にLOCKONを通じた暗号資産(仮想通貨)のインデックス投資が可能になるということも考えられるため、決済事業者や取引所との連携があった際には更なるサービス拡大があるかもしれません。
DeFiを利用する上での注意点
DeFiは既存の金融サービスと異なり、管理者や運営が存在しないため分散化の特徴である公平性や透明性が担保されているというメリットがあります。しかし、分散化とはサービスの利用時にトラブルが発生してもユーザー自身がすべての責任を負うということであり、仮に資産を失ったとしても一切の保証を受けることはできません。
また、過去の利回りや運用成績についても将来的に保障されたものではないため、実際にDeFiサービスを利用する際には自己判断で行う必要があります。
まとめ
LOCKONはオンチェーンデータを活用して暗号資産(仮想通貨)のインデックス投資を提供するサービスです。
インデックストークンを購入するだけで自動的に保有する暗号資産(仮想通貨)のリバランスを行うため、誰でも簡単に投資することが可能となっています。過去のデータではビットコイン(BTC)やNASDAQよりも高い投資パフォーマンスを発揮しており、今後のサービス発展に注目が集まるDeFiです。
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