オーエムジー(OMG)とは
名称/ティッカー | OMG Network/OMG |
開発者 | OMG Network Pte. Ltd. |
発行上限 | 140,245,399 OMG |
コンセンサスアルゴリズム | PoS |
公式サイト | – |
ホワイトペーパー | https://cdn.omise.co/omg/whitepaper.pdf |
オーエムジー(OMG)は決済処理会社であるOmise社が開発した暗号資産(仮想通貨)です。オーエムジーを用いてオンライン上で決済処理の効率化を図ったプロジェクトとなっており、イーサリアム(ETH)の技術を用いて発行された通貨です。
オンライン決済のハブ化
Omise社はもともとオンライン上での決済代行を行う会社であり、既存のデジタル決済サービスを展開していました。既存のデジタル決済のほとんどは大手企業のPayPalやAlipayといったサービスによって実行されており、各サービス間に連携がないことから決済手段間のお金の移動が簡単ではありませんでした。
オーエムジー(OMG)のプラットフォームであるOMG Networkはオンライン決済のハブ化を目指しており、OMG Networkに参加する決済代行サービス間の資金の流通を図っています。プラットフォーム内での決済代行に関して業者間の信用残高としてオーエムジー(OMG)を用いる計画のためオーエムジー(OMG)の時価総額がダイレクトにOMG Networkの信用に直結するという問題点もあり、2023年時点でサービスを終了しています。
アンバンクト層に向けた金融サービス
アンバンクト層とは銀行口座を持たない人々のことで、発展途上国に多く経済発展の障害となっています。日本では実感するのが難しいですが、アンバンクト層のような既存の金融サービスを利用できない国や地域は未だ多く存在し、現金での取引を行うことが可能であってもオンライン上に資産を持つことや決済が難しい状況にあります。現金での取引は現地にあるモノやサービスに対しては有効ですが、離れた地域の商品やオンライン上で完結するサービスに対しては取引の手段がありません。
オーエムジー(OMG)の計画はこうしたアンバンクト層がオンライン上の取引を可能にすることで経済の発展や格差の改善を図ろうとしていました。
ボバ(BOBA)へのサービス移行
ボバ(BOBA)はオーエムジー(OMG)の保有者にエアドロップされた通貨です。2021年にOMG NetworkはBOBA Networkへサービスを移行しておりオーエムジー(OMG)の利用は暗号資産取引所での取引のみ可能となっています。
BOBA NetworkはOMG Networkの目的を引き継いでおり、オンライン決済サービスを継続することで今後の活躍が期待されているプロジェクトです。BOBA Networkではオンライン決済の他にDappsの開発にも取り組んでいることからエンジニアによる開発目的の需要もある通貨となっています。
プロジェクトへの期待
オーエムジー(OMG)はサービス提供時に多くの企業と連携を取ってきたプロジェクトです。企業との連携についてもボバ(BOBA)に引き継がれており、オーエムジー(OMG)の運営親会社は日本企業のトヨタグループや三井住友銀行などから8,000万ドルの出資を受けていました。OMG Networkが実現しようとしたオンライン決済のハブ化という試みは魅力があり、プロジェクトを受け継いだBOBA Networkに対しても期待が高まります。
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