スイ(SUI)とは、独自のブロックチェーンネットワークを持つ暗号資産(仮想通貨)の1つです。
2023年5月にICOによって取引が開始された銘柄ですが、処理能力の高さから既に様々な分野で活用されており、日本国内のゲーム企業でも取り入れられる注目の銘柄です。

この記事では、暗号資産(仮想通貨)投資が初めての方でも分かりやすい内容で、スイ(SUI)の特徴と仕組み・価格や将来性について紹介していきます。

スイ(SUI)とは

スイ(SUI)とは、2023年5月に2度のICOが行われ、計3.3億ドル以上を調達した暗号資産(仮想通貨)です。
開発にはMeta社の元エンジニアであったEvan Cheng氏をはじめとした5人のエンジニアが関わっており、高い拡張性と処理能力の高さを持っています。
独自のブロックチェーンネットワークであるスイネットワーク(Sui Network)上で稼働しており、流通から間もないながらも既に多くのDApps開発が行われています。

また、開発チームが公式に提供しているSui Walletでは保有するスイ(SUI)を直接ステーキングに用いることが可能で、2024年8月時点で30%を超える高利回りを得ることができます。

スイ(SUI)の特徴

スイ(SUI)は、ソラナ(SOL)、アプトス(APT)、セイ(SEI)などと競合する高速ネットワークのレイヤー1ブロックチェーンとして注目されています。

特にスイ(SUI)を構成するMove言語は、スマートコントラクトの構築に特化したプログラミング言語で、Meta社が過去に開発していた「Diemブロックチェーン」のために作られました。

本来はステーブルコインの設計に使われる予定だった言語のため、強固なセキュリティと価値の唯一性を保つことが可能であるとされています。
従来のブロックチェーン開発に使われている言語はバグの発生時などにデータの複製や改変が可能になるという懸念点がありました。Moveには、開発者以外のデータ複製や改変を受け付けないという他の言語にはない特徴があり、暗号資産(仮想通貨)特有の「誰でも閲覧可能」という性質には最大の効果を持つセキュリティ機能となっています。

登場から間もないMoveですが、暗号資産(仮想通貨)との相性の良さから開発者の中では注目度の高い言語となっています。

スイ(SUI)の活用事例と将来性

スイ(SUI)は処理能力の高さからエコシステム内には様々な分野のサービスが提供されています。
ここではスイ(SUI)エコシステムのなかでも主要な活用事例と、今後の将来性について紹介します。

ゲーム

スイ(SUI)の高速・低コストなネットワークでは大きなデータ容量の転送が容易なことから、ゲーム分野での活用が進められています。」
特にオープンワールドやメタバースといったゲームと非常に相性が良く、「Abyss World」や「Worlds Beyond」といった高グラフィックのゲームが人気を集めています。

また、2024年4月10日には世界初のブロックチェーンゲームがプレイ可能なポータブルゲーム端末「SuiPlay0x1」が発表されました。
従来のブロックチェーンゲームの多くはスマートフォンなどでプレイする前提で作られており、ゲームとしての完成度には限界がありました。SuiPlay0x1の登場により、高品質なブロックチェーンゲームのプレイが可能になり、より楽しみながら暗号資産(仮想通貨)を増やすことが可能なPlay to Earnのゲーム開発が促進されるかもしれません。

SuiPlay0x1は2024年8月時点でウェイティングリストへの登録が始まっており、開発チームの発表では2025年の発売を目指しています。

SuiPlay0x1ウェイティングリスト登録ページhttps://sui.io/suiplay0x1

釣りスタ

日本のインターネット企業であるグリー株式会社もスイ(SUI)のエコシステム内にDApps「釣りスタ(Crypto Catch! Fishing★Star)」をリリースしています。
Sui Walletの【Apps】から簡単に開始することができ、全て日本語でプレイ可能なため、暗号資産(仮想通貨)を始めて触る方でも気軽に始めることが可能なゲームとなっています。

「釣りスタ」は2007年から携帯電話向けのゲームとしてリリースされており、人気コンテンツとしてスマートフォンアプリや家庭用ゲーム機でもサービスを提供しています。「釣りスタ(Crypto Catch! Fishing★Star)」はグリー株式会社が発表する初のブロックチェーンゲームで、釣り竿のNFT(非代替性トークン)を使ってゲームを楽しむほか、NFTの交換や売買によって暗号資産(仮想通貨)を獲得することができます。

金融

スイ(SUI)のエコシステムでは金融分野のサービスも開発されており、DEX(分散型取引所)やスイ(SUI)の市場データを分析可能なDeFi(分散型金融)が公開されています。
DEXやDeFiの分野で最も利用されているブロックチェーンのイーサリアムチェーンと比較して、非常に低コストな取引が可能となっており、徐々に取引量が増加している分野でもあります。

現在はシンプルな取引機能をメインに利用されていますが、今後ハイリスク・ハイリターンな取引を行えるサービスの開発や周辺環境の整備によって更なる需要が見込まれるかもしれません。

スイ(SUI)に関するよくある質問

ここではスイ(SUI)を利用する際や、これから投資を行う際に気になる点をFAQ方式で紹介していきます。

スイ(SUI)は値上がりしますか?

スイ(SUI)には価値の裏付けがないため、将来の価格を予想することが困難です。
エコシステムの拡大や新たなユースケースの開発によって価格が上昇する可能性はありますが、逆にシステム的な欠陥やハッキングの被害が発生することで価格が下落する可能性もあります。

スイ(SUI)の将来性は?

スイ(SUI)は高速ネットワークのレイヤー1ブロックチェーンとしてソラナ(SOL)、アプトス(APT)、セイ(SEI)などと競合しています。
今後これらの銘柄よりも優れたエコシステムを構築することができれば将来的に需要の拡大が可能かもしれません。

スイ(SUI)を買うには?

スイ(SUI)の買い方は、暗号資産交換所で購入するのが一般的です。中には、スイ(SUI)を取扱っていない業者もあるため、各交換所の取扱銘柄を確認することが必要です。

BitTradeでは、24時間365日(メンテナンス時間を除く)、スイ(SUI)を取引手数料無料で購入することが可能です。

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