トロン(TRX)とは 

名称/ティッカー TRON/TRX 
開発者 TRON Foundation Limited 
発行上限 なし 
コンセンサスアルゴリズム DPoS 
公式サイト https://tron.network/ 
ホワイトペーパー https://tron.network/static/doc/white_paper_v_2_0.pdf 
トロン(TRX)基本情報

トロン(TRX)は、Justin Sun氏(ジャスティン・サン)が創設したTRON Foundation Limitedが運営するTRONプラットフォーム上で利用される暗号資産です。TRONプラットフォームは非中央集権型のプラットフォームであり、スマートコントラクトによる独自トークンの発行(TRCベーストークン)やDApps(分散型アプリケーション)の開発・利用が可能な暗号資産です。 

トロン(TRX)

創設者であるJustin Sun氏が自ら広告塔になるなどしてメディアへの露出も多く、Binance代表のCZ氏と並んで暗号資産界の超大型発信者となっています。そのためJustin氏の動向がトロン(TRX)の時価に与える影響が大きいと言われております。

トロン(TRX)の仕組み

 トロン(TRX)が採用しているDPoS(Delegated Proof of Stake)は、トークンの保有量に応じた投票権を割り当て、投票によって取引の承認を委任するコンセンサスアルゴリズムです。投票者と承認者を区別することで大量に暗号資産を保有する個人・組織に報酬が集中しないためPoWやPoSと比べて民主的な仕組みといえます。 

効率の面でも承認者の数が絞られるため承認作業の工程が省略化され処理速度の向上が為されています。 

非中央集権型のプラットフォーム 

トロン(TRON)はクリエイターやアーティストが自由にデジタルコンテンツの公開、所有を可能とした非中央集権型のプラットフォームです。中央集権的なデジタルコンテンツを配信する代表的サービスの例としてYouTubeはGoogleが運営しており、管理の責任はすべてGoogleが負っています。そのためハッキング対策などのセキュリティや運営上のコストの負担はGoogleが担い、ユーザーはGoogleへの信頼を担保にサービスを利用しています。限られた人間が管理を行うシステムは安全性の面では一定のレベルを保つことが可能ですが、管理者に悪意がある場合はすべてのユーザーに影響を及ぼす可能性が消えません。 

非中央集権型のプラットフォームではユーザー同士がデジタルコンテンツの管理を行います。すべてのユーザーが管理権限を分散して持っている状態となり、悪意のあるユーザーがいたとしても全ての情報にアクセスすることができないため中央集権型の弱点を補うことが可能となっています。 

クリエイターやアーティストにとっても非中央集権型のプラットフォームは管理者の不当な検閲等を避けることができるため、情報規制の厳しい国や地域での利用が望まれています。 

現在、Web3分野の開発が進められていますが大半のプロジェクトはその技術を実生活に反映させるのが課題となっています。トロン(TRX)が展開するプラットフォームは身近な動画配信や個人のイラスト配信といった分野に的を絞っており、Web3普及のための解といえるかもしれません。 

Web3イメージ

個人のICOによる資金調達

トロン(TRON)では、クリエイターやアーティストがトロン(TRX)を基にオリジナルのトークンを作成することができます。作成したオリジナルトークンを使ってICOを開催し、賛同を得たユーザーからコンテンツを作成するための資金調達が可能です。クリエイターがICOで集めた資金で作成したコンテンツを、TRONプラットフォーム上で配信・公開し、そのコンテンツが人気になりクリエイターの注目度が上昇すれば、賛同した投資家は保有しているオリジナルトークンの価値が上がり、利益を得ることができます。クリエイターが非常に活動しやすい環境を作り、投資家もクリエイターを直接応援することができるプラットフォームと言えます。  

Dappsの展開

トロン(TRON)上のアプリストア「DApps Store」では、トロン(TRX)を使って独自に開発されたDApps(ディセントラライズド・アプリケーションズ)がすでに300種類以上配信されています。 2020年4月には韓国の総合家電・電気製品大手企業Samsungの提供するアプリストア、サムスン・ギャラクシー・ストアで取扱開始され話題になりました。 

トロン(TRX)のエコシステムはJustin氏の影響力もあり開発が盛んなことから今後も個人・組織を問わずDappsのサービス参入が見込まれています。 

トロン(TRX)の将来性 

トロン(TRX)は韓国の大手企業Samsungとの提携の他にも、シンガポールに拠点を構える自転車のシェア事業を展開する企業Obike、スイス最大の電気通信事業企業Swisscomなど、世界各国の大手企業と業務提携を行っています。今後も幅広い企業との提携により多くのユーザーを取り込む可能性も十分に考えられます。 

トロン(TRX)は、既存の中央集権型サービスとは異なり、クリエイターを支援し、エンタメ業界を盛り上げることができるプラットフォームを目指しています。ブロックチェーン技術を活用して、クリエイターが活躍しやすいプラットフォームを提供している仕組みに魅力を感じたユーザーが増加するとより注目が高まるでしょう。 

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