MAGA(TRUMP)とは?話題の暗号資産(仮想通貨)・ミームコインを紹介

投稿者: Akira.Ito 投稿日:

MAGA(TRUMP)とは、アメリカ合衆国元大統領であるドナルド・トランプ氏をテーマにしたミームコインです。トークンの名称「MAGA」と表記され、読みは「TRUMP(トランプ)」となります。
2023年10月に記録した1MAGA=0.01136ドルから2024年6月時点で1MAGA=6.87ドルまで価格が上昇しており、SNSやDeFi上で話題となっています。

この記事では暗号資産(仮想通貨)・ミームコインのMAGA(TRUMP)について、成立ちと役割、コミュニティについて紹介していきます。

MAGA(Make America Great Again)の意味と起源

トークン名であるMAGAとは、「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン(Make America Great Again)」という言葉の各頭文字を取って付けられています。1980年のアメリカ大統領選挙において、ロナルド・レーガン氏が使用したスローガンであり、「アメリカ合衆国を再び偉大な国にする」という意味で使われていました。
近年では元アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏が大統領選挙において使用しており、トランプ氏本人や熱心な支持者は「Make America Great Again」と書かれた赤い帽子(MAGA Hat)を着用してトランプ氏の代名詞となっています。2021年以降には、単なるスローガンや代名詞を超え、トランプ氏を支持する人々を略して「MAGA」と表現するようになり、一種のスラングとして広く使われるようになっています。

ミームコインとしてのMAGA(TRUMP)

暗号資産(仮想通貨)として発行されているMAGA(TRUMP)はトークンの名称の通り、トランプ氏をテーマにして作られたミームコインです。
アイコンには星条旗をバックにしたレーザーアイのトランプ氏が使用されています。

MAGA(TRUMP)の目的はアメリカの退役軍人と児童人身売買防止のための寄付を行うことで、オンチェーン上で確認可能な寄付活動を行っています。2024年6月時点で523.63ETH(1,654,890ドル相当)の寄付が行われており、主な寄付先として障害を持つ退役軍人を支援する「Disabled American Veterans」や、女性と児童の人身売買を防止する「Guardian Group」が公表されています。

MAGA(TRUMP)の公式運営はトランプ氏との結びつきや政治的思想は一切ないとしていますが、トークンの保有者やファンにはトランプ氏を支持する人々が多く、そうした人々の中では2024年11月に行われるアメリカ大統領選挙でトランプ氏を当選させることを目的とした暗号資産(仮想通貨)であるとの発信も行われており、トランプ氏の発言によって価格が大きく変動する銘柄となっています。

新興ミームコインの特徴

シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)、モナコイン(MONA)といったミームコインには明確な用途や目的がなく、ジョークや娯楽のために発行されていましたが、上記で解説した通りMAGA(TRUMP)には公式で寄付活動を行うという目的が掲げられています。このミームコインに特定の目的を持たせる流れは2023年のペペコイン(PEPE)の流行以降に発行された新興ミームコインに多く見られる特徴で、公式が募金や慈善活動といった社会貢献を目的にすることで他のミームコインとの差別化を図ろうとしています。

シバイヌ(SHIB)、ドージコイン(DOGE)をはじめとする伝統的なミームコインは有志のファンコミュニティが自発的集まり社会貢献活動を行ってきたというコミュニティ主導の歴史がありますが、新興ミームコインは公式運営が活動を主導しており、比較的中央集権的な特徴がみられます。

MAGA(TRUMP)の将来性

MAGA(TRUMP)は実質的にトランプ氏との結びつきが強くなっており、将来性はトランプ氏の言動や2024年11月に予定されている大統領選の行方に大きく左右されることが予想されます。2024年6月現在、トランプ氏は暗号資産(仮想通貨)の規制緩和に好意的な発言を繰り返しており、2016年の大統領選挙時に見られた「トランプトレード」と呼ばれるアメリカ株、国債利回り、ドルが同時に急伸した現象に今回は暗号資産(仮想通貨)も加わるのではないかとも見られています。
しかし、MAGA(TRUMP)は寄付を目的とした暗号資産(仮想通貨)であるため、継続的に市場で売却される可能性があります。保有する際は大統領選の動向や、寄付額の情報について収集すると良いでしょう。

MAGA(TRUMP)の買い方

MAGA(TRUMP)は現在、日本国内の暗号資産取引所で取扱っておらず、プライベートウォレットのスワップ機能やDeFi上で購入する必要があります。
ここではMeta Maskを使った購入方法とPhantom Walletを使った購入方法をそれぞれ紹介します。

Meta Maskで購入する方法

Meta MaskでMAGA(TRUMP)を購入する際には、イーサリアム(ETH)を使ってMAGA(TRUMP)の支払いを行います。

イーサリアム(ETH)の入ったMeta MaskをUniswapに接続し、MAGA(TRUMP)のコントラクトアドレス(0x576e2BeD8F7b46D34016198911Cdf9886f78bea7)を入力し、任意のスリッページを設定します。
交換レートと数量が表示されるので確認し、スワップを実行することでMeta Mask内に購入したMAGA(TRUMP)が反映されます。

詳細なMeta Maskの操作方法はこちらの記事を参照してください。

Phantom Walletで購入する方法

Phantom WalletでMAGA(TRUMP)を購入するには、ソラナ(SOL)を使ってMAGA(TRUMP)の支払いを行います。

ソラナ(SOL)の入ったPhantom Walletでスワップ機能を開き、MAGA(TRUMP)のコントラクトアドレス(HaP8r3ksG76PhQLTqR8FYBeNiQpejcFbQmiHbg787Ut1)を入力します。
交換レートと数量が表示されるので確認し、注文の確認をタップすることでスワップが完了します。

詳細なPhantom Walletの操作方法はこちらの記事を参照してください。

また、MAGA(TRUMP)の価格高騰を受けて、類似の詐欺銘柄も多数発行されているので購入する際には名称やアイコン、コントラクトアドレスを確認しましょう。

まとめ

MAGA(TRUMP)は、アメリカ合衆国の元大統領であるドナルド・トランプ氏をモチーフにした暗号資産(仮想通貨)です。話題性の高さから取引量が急増していますが、ミームコインに分類されることから価格が外部環境に左右されやすい銘柄なので注意が必要です。
プロジェクトは退役軍人のサポートや児童の人身売買を防止する団体への寄付を目的としており、暗号資産(仮想通貨)を通じた社会貢献が可能となっていますが、投資としてMAGA(TRUMP)を保有する際には情報収集を怠らないようにしましょう。

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